2020.02.20

肝の据わった3女優がセクハラ事件の真相を暴きだす!

映画『スキャンダル』

公開日
2020年02月21日

©Lions Gate Entertainment Inc.

ニコール・キッドマンの動向をいつも気にしている。女優にとって、ときに邪魔なものになりかねない「美しさ」をひょいと脱ぎ捨て、「こんな役もやっちゃうんだぁ~」という出演作選びは、良い意味で、いつも意外性に満ちている。そんな彼女が、これまたハリウッド1、2の美貌を持ちながら、より「醜くあること」に心血を注ぎ(代表作『モンスター』や『タリーと私の秘密の時間』を思い出そう!)、圧倒的な評価を得てきたシャーリーズ・セロン製作・主演の映画に出演するというのだ。

しかも、テーマは、TVの帝王と崇められた「FOXニュース」CEOのロジャー・エイルズのセクハラをめぐるスキャンダル(実話)というんだから、これはもう、二人が運命として出会い、撮られるべくして撮られた映画といっても過言ではない。

そして、その二人に加わるのが、かつて、あのお騒がせフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングを演じて以来、飛ぶ鳥を落とす勢いの注目女優マーゴット・ロビー。奇しくも「女であること」をまるで武器としない、肝の据わりまくったハリウッド屈指の3人の女優が、セクハラにパワハラ、今なおはびこる巨大な権力に立ち向かうために集結したというだけで、なんとも痛快な話ではないか!  

折しも、先のアカデミー賞の授賞式にて、金色の糸で女性監督の名前が刺繍された黒のケープをまとい、女性監督がなかなかノミネートされない現状について、ナタリー・ポートマンが抗議の意を表明。世界を席巻した#MeToo運動の例をいちいち挙げずとも、体のいい言葉で都合よく人権尊重や男女平等を訴えてはいるものの、そうしたメディアの二枚舌、いわゆるギョーカイの旧態依然とした男社会のセクハラやパワハラは、アメリカのみならず、ここ日本においても枚挙にいとまがない。  

そう、これはいわば、告発であり、反撃なのだ。嗚呼、こんな映画を撮れるのがハリウッドの器の広さ、懐の深さなんだよなぁ~と感嘆しつつ、いよいよ2020年2月21日(金)より、全国一斉公開です!  

第92回アカデミー賞にてメイクアップ・ヘアスタイリング賞を受賞した、京都市出身のメイクアップアーティスト、カズ・ヒロさんの「鼻の穴までこだわりぬいた」という特殊メイクも必見です!

映画『スキャンダル』
監督/ジェイ・ローチ 出演/シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ジョン・リスゴーほか 上映時間/109分 配給/ギャガ
上映予定館
イオンシネマ金沢フォーラス https://www.aeoncinema.com/cinema/kanazawaforus/
イオンシネマ御経塚 https://www.aeoncinema.com/cinema/okyozuka/

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